実は、私はイギリスで着物を着ている写真を
メールで送ったこともないので
インターネットにほとんどアクセスしない母や叔母は
どんな風に私が着ているのか知りません。
ある意味、『着てる、着てる詐欺』なので
今回、タブレットを持ち帰り、写真を見せました。
まぁ、お茶会に行くわけじゃないし…と
概ね合格はもらえたのですが
コレは…と一つだけ注意されたのがコチラ。
この半衿の波打ち。
母 『何でこんなんなるの?もっと上手に縫われへんの?』
私 『これ、衿がついたままの嘘つきやよ。
初めはシャンとしてたけど
糸と布の縮みが違うのか洗ってたらこうなった。』
叔母 『これはアカンで。もうちょっと何とかし。』
私 『でもそれって半衿縫うって事やで。むっちゃハードル高いやん!』
母 『3か月ほど練習したら上手になるから
3か月は修行やと思って運針から練習して自分で付け!』
修行って…。 仏門ほど辛いんや…。
叔母 『今、テープとか色々便利なのあるらしいで。』
私 『縫うのも面倒で嫌やけど、そんなの使うのも嫌なの。』
叔母 『そしたら練習し。』
母 『今年の課題はそれやな。』
…という事で、ダメ出しされ
今年の課題まで勝手に決められました。
その後、自分の箪笥の中から出てきた物を見ながら大爆笑する母。
『ほら見てみ! 練習し。』
『半衿で決まるきものの美』
その後、叔母に電話した母。二人で大爆笑。
あぁ、お裁縫、お裁縫、お裁縫…。